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俺が業務破綻した中枢へ行く上で
知識的に欠落している部分がある。 今は生粋族のシロートがやっている 振りをしているが元来そんなもんじゃ 無くキチンとした専門職が就くものだ。 尤も便利屋である俺はそのシロート 以上には処理出来るが専門じゃ無い。 んでその昔、トノキンの所にいた時に その筋の御仁を知己を得た。 あれから6年近くなる。 俺がトノキンの所から離脱して2ヶ月も 経たない内に姿を消したそうな。 当時交換したケータイ番号とメアドは 偶然にも残っている。 奴の力は必要だ。 当時は力を貸してくれると言っていた。 でも俺同様に6年の年月は奴に居場所を 見つけさせるには充分な時間だ。 実際問題として、生粋族出身者が俺の 相棒等務まる訳も無い。 とりま、次の上司となるデカイババァへ この件も繋げる事にしよう。 奴が来てくれればデカイババァ不在と なっても組織は廻せる。 考え事が多い。 不安なんだろう。 ある意味、転職よりもたちが悪い。 転職なら期待がありそれに対して 自分のキャリアを対比させれば然程 悩むことも無い。 あの強気なデカイババァですら俺には 出来る事からやってくれれば良いと 言う有様。 どんだけ壊れているのか… バランへの引継ぎが終わったら敵情 視察はしておこう。
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