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ネズミ男から声がかかる。
黄門さまの保証の資料が欲しいと言う。 本人が見たいとの仰せらしい。 未だに資料がどこにあるのか覚える気のない ネズミ男に呆れながら資料を揃え渡してやる。 ネズミ男はそれを持って黄門さまの下へ馳せ参じた。 暫くして戻って来るなりネズミ男はまた俺を 呼びやがった。 「黄門さまの保証を全て外すにはどうすれば 良いんだろう?」 「それって代取外れる気なのか?」 ネズミ男は絶句したまま。 「あなたが代取やりゃいい話だ。 保証の手続きは俺がやるよ。」 あくまでも推測だが… あの爺さんは今期の大赤字の引責を考えて いるのかもしれない。 それならばまだまともな人間だがね。 少なくとも来期の予算編成の生数字ですら またも大赤字だから経営から離脱したいのは 本音だろう。 しかしそれにしても責任の欠片も感じられない。 片っ端から人材をぶった切って、間抜けな 側近しか残っていない今、昨今の独裁者の末路と 同じ運命を辿るんだろう。 爺さんは数多くの見ず知らずの人を喜ばしてきたが 数多くの彼の知人を不幸にしてきた。 それももう終わりの時が近いのかもしれない。 俺は立ち会う義理もない。 さあケイオスの幕開けだ。 PR |